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『ワールドトリガー』あらすじ・感想|不朽の遅効性SF!

『遅効性SF』と名高い漫画『ワールドトリガー』をご存知でしょうか。

作品独特のSF然とした設定の数々に、沢山の魅力的なキャラクター、徐々に明かされていく物語の革新……

『ワールドトリガー』という作品の独自性を挙げれば枚挙に暇がありませんが、この作品を見事に一言で言い表した言葉こそ、『遅効性SF』です。

さて、『週刊少年ジャンプ』2013年11月号から連載を開始した本作は、既刊23巻に加えてアニメ化も果たしている人気作品。

現在は紆余曲折を経て『ジャンプスクエア』に移籍し、月間連載を続けています。

『ジャンプスクエア』の発売日には、必ず関連のキーワードがTwitterのトレンドに乗る人気ぶりであり、熱狂的なファンが多い『ワールドトリガー』。

今回は、そんな本作の魅力を余すところなくお伝えします!

目次

『ワールドトリガー』あらすじ

作中の舞台は、「近界民(ネイバー)」と呼ばれる異次元からの侵略者が存在する三門市。

門(ゲート)から現れて地域を蹂躙する近界民を狩るべく、界境防衛機関「ボーダー」を名乗る組織が基地を作り上げ、三門市の市民を守る役割を担います。

ボーダーは、近界(ネイバーフッド)独自の”トリガー技術”を解析し、逆に利用することで近界民と渡り合っており、4年の歳月を経て三門市民の信頼を勝ち取った組織です。

そんな三門市の中学校に、一人の白髪の少年が転校してきました。

彼の名は空閑遊真(くが ゆうま)。近界からやってきた少年であり、つまりは近界です。

近界生まれゆえに元々トリガーを持っている空閑は、ボーダーにとって”異質な存在”であり、処分対象。

そんな空閑が中学校で出会ったのが、ボーダー所属のC級隊員 三雲修(みくも おさむ)でした。

近界民ゆえの突飛な言動に振り回される三雲。

しかし彼は、空閑に他の近界民のような害意がないことを知っており、ボーダーから空閑を匿うように動きます。

近界の出身で、トリガーの扱いにも精通した空閑と、ボーダーの”訓練兵”を意味するC級隊員の三雲。

2人の出会いが生み出すものとは――?

『ワールドトリガー』魅力

設定魔の葦原先生

数多くの設定により、緻密に練り上げられている『ワールドトリガー』。

作者の葦原先生はまさしく”設定魔”であり、2016年に発売された『ワールドトリガー オフィシャルデータブック BORDER BRIEFING FILE』には、ボーダーに所属する部隊所属の正隊員のデータが全て収録されています。

作中未登場のキャラクターも例外ではなく、あらゆるキャラクターのトリガー構成(使用武器など)が明かされたことから、発売当初はファンの間で話題となりました。

『ワールドトリガー』は、作品の性質上”ランクポイント”などの数値が多く登場しており、作品で明かされている以外の裏設定が数多く存在するものと思われます。

キャラクター一人一人の”性格”などの個性に加えて、戦闘方法や実力などが細かく設定された『ワールドトリガー』は、骨の髄まで美味しい作品ですので、数値を扱った細かい設定がお好きな方はきっと沼にハマるはずです!

集団戦闘

『ワールドトリガー』の大きな魅力は、戦闘――特に”集団戦闘”にあります。

基本的に個vs個より部隊vs部隊がメインの漫画ですから、必然的に戦略的な集団戦闘の発生する場面が多く、その分ストーリーの展開は難しくなるはずです。

しかし葦原先生は、集団戦闘を様々な”可能性の塊”として捉えており、意外なキャラクターの意外な活躍など、様々な展開を読者に見せてくれるんです!

また、数多くのキャラクターが登場する『ワールドトリガー』ですが、”活躍の機会が与えられない影の薄いキャラクター”がほとんど存在せず、どのようなキャラクターでも様々な形で活躍を見せてくれます。

『ワールドトリガー』で、是非あなただけの”推し”を見つけてくださいね!

安心できるバトルシステム

『ワールドトリガー』は、”トリガー”を起動することによって本来の肉体を”トリオン体”に換装して戦闘する漫画です。

ゆえに、戦闘において体の部位が欠損したところで、実害はトリオン体のエネルギー源である”トリオン(車とガソリンの関係に近い)”が漏れ出すのみであり、実体に戻れば全くの無傷。

さらに、正隊員以上のトリガーには”緊急脱出(ベイルアウト)”システムがデフォルトで備え付けられているため、例えトリオン体が破壊されても無傷で基地に生還することが出来ます。

そんなシステムゆえに、『ワールドトリガー』で起こる戦闘には基本的に”死”や”傷”の概念がなく、安心してみていられる、というメリットを持っています。

これは画期的なシステムであり、悲劇的な展開や人体の欠損が苦手な方は、『ワールドトリガー』であれば平常心を保ってご覧いただけるはずです!

『ワールドトリガー』読も!

以上、『ワールドトリガー』についてご紹介しました。

他の漫画にはない独特の魅力を持つ『ワールドトリガー』。

緻密に練り上げられた設定を元に進むストーリーからは目が離せず、巧みな演出で描かれる集団戦は手に汗握る展開ばかりです。

既刊23巻といささかボリューミーですが、全巻一気読みの満足度は他に類を見ない程高いですので、是非チェックしてみてください!

ちなみに、「とりあえず数巻買いたい」という方には、4巻までの購入がおすすめです。

本作の詳しい設定や、『ワールドトリガー』という作品の魅力が詰まっていますので、1-4巻の雰囲気がお好きだった方は、続巻の購入をご検討ください!

『ワールドトリガー』観よ!

『ワールドトリガー』はすでにアニメ化もされている作品です。

漫画よりも映像で楽しみたいという方はアニメがおすすめです。

ちなみに、動画配信サービス(VOD)を利用すれば無料視聴が可能です。

VODデビューにおすすめのは31日間の無料トライアルを設けているので、気になった方はチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

ハンクです。空を飛ぶログでは、漫画やゲームを中心とした記事を書いていきます。皆さまが面白いと思えるように日々コンテンツを充実させていきます。よろしくお願いします!

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